外見上オイルが漏れたところは見当たりません、走行時もアイドリング時も煙も出ませんが1ヶ月で2Lも減るということなのでスラッジが原因のピストンリングの固着と思います。お客様にオイル交換の頻度をお伺いしたところ1万キロ以上しないことも多々あるとのことまた最近ではオイルが減るので足すだけとのことでした。
エンジンを分解してみたらやはりスラッジがすごく溜まってます、ピストンリングも固着状態でした、リングが固着するとシリンダーとピストンの間に隙間ができそこからオイルが少量づつシリンダーに残り燃焼してしまう為にオイルの減りが早くなります。この場合少量ですので煙はほとんど感じられません。オイルが燃焼してる証拠として写真のピストンヘッドにカーボンが溜まってます。このエンジンは走行が10万キロですが通常この距離でもピストンヘッドは黒くなるくらいです。この修理で総額25万円くらいかかります、オイルを5000キロごとに変えても10万キロまでに25万円かかりません。
最近の車のエンジンはメンテナンスをしていれば20万キロ乗ってもエンジンのシリンダーはほとんど減りはありません。反対にオイル交換をしないと3万キロでもエンジン自体が壊れます。オイルは潤滑・洗浄・冷却の役割をしその中でも洗浄はオイル中にカーボンやスラッジなどを抱えこみますのでオイル交換をしないとエンジン内を不純物がグルグル循環することになりいろいろな故障に繋がります、定期的なオイル交換が永く車と付き合うのには不可欠です。
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